先日、来年のリオオリンピックへの出場が叶わず、東京オリンピックへ向けて、
就任が発表された、男子ホッケー日本代表監督、
伊吹町出身の山堀貴彦監督にインタビューしてきました。

山堀監督は、現在、聖泉大学人間学部助教で、男子ホッケー部監督です。

この春に、アンダー２１の代表監督に就任され、１０月から兼任です。
現在４１歳。３６歳まで現役を続けながら、代表選手として、
シドニーオリンピックからロンドンオリンピックまで
４大会連続で本大会出場を目指しましたが、その夢は叶わず。
監督として、日本として５２年ぶりの東京オリンピック本大会出場を目指します。

どことなく、北京オリンピックの陸上リレーで活躍された
朝原宣治選手に似ていて、爽やかで見るからに優しい雰囲気の方。

胸の日の丸が眩しいッ！

伊吹町出身で、小学校４年生の頃に始めたそうなんですが、
少年時代は、背が低く、ちょっと大きな体型で、ホッケーができていなかった、とおっしゃっていました。
そんな山堀さんの転機となったのは、強豪・天理大学のときに出会った、
オーストラリア人のコーチとの出逢い。

戦術の面白さ、ホッケーのチームとしての攻め方などなど、より面白さがわかり、
そこからどんどんどんどん、深めていったそうです。

アンダー２１で、先日までマレーシアにて行われた大会で
来年のジュニアワールドカップの出場権を獲得できる４位に入賞。
その時、現地の日本人応援団のところに試合前後に、わざわざ一礼しにいった姿に
感動されたそう。

ご自身としては、選手時代に４度、五輪の本大会への出場権をかけて、挑んだものの、
その夢叶わず。
今回、監督として挑みます。来年のリオ五輪は、残念ながら予選敗退。
ただ単に、実力だけでなく、【代表】という考え方で、まだまだ一枚岩になれていないのが
男子ホッケー界の実情のようですが、
アンダー２１との兼任監督として、５年後の東京五輪本大会出場、メダル獲得へ向けて、
〝山堀ジャパン〟が準備の前の準備段階に入ります。

まずは、今月中に開催される、Ａ代表＆アンダー２１の合同選考会をかねた合宿での人選から
始まります。


今年の大きなトピックに、ラグビーＷ杯の日本の活躍がありました。
あのエディ・ジョーンズ監督は、今回のＷ杯に向けて、４年かけて準備をしました。

次のラグビーは、この男子ホッケーかもしれない！！

ちなみに、教え子である聖泉大学のホッケー部ＯＢも、
選考会に参加するそうです。