滋賀県で一番の子育てしやすい街をめざして。~米原市長の想い

2016年01月22日

2人の子育てに奮闘中の私小野千穂が、子育てをよりエンジョイするために役立つ情報を紹介する「千穂の月刊湖北通信!」。

今月のキーワードは、「子育てしやすい街とは?」。

子育て中のみなさん、あなたの住むまちは、子育てがしやすい街ですか? また、どんな街だったら、子育てしやすいのでしょうか。それぞれの事情はありますが、「こんな街だったら引っ越したい!」と考えるポイントはどこでしょう??

そんな疑問に真っ向から応えようとしている街が湖北にあるんです。「滋賀県で一番の子育ての街」を目指している米原市。具体的にはどんな内容なのか。平尾道雄市長に直接伺ってきました。

滋賀県で一番の子育てしやすい街をめざして。~米原市長の想い


「中学校卒業まで医療費無料」これは、制度を導入した平成26年4月当時、滋賀県下の市のなかでは米原市が初めてでした。また、「第二子からは保育料無料」に加えて、この4月からは「病児病後児保育」も導入予定です。さらに、学童も各小学校単位で行い、昨年よりその数も120%増となっています。また今後は、「夏に川遊びを」できる街にしていきたいとも話されていました。「今の考え方は、夏休みになると川へ行くなという指導。でも昔はそうじゃなかった。あらゆるところに遊び場がある。そんな子供たちを地域の人たちが見守る」。平尾市長自身が子供の頃、ほたるの発生地として名高い「天野川」で遊んでいたそうなのですが、もう一度そこでのびのびと子供たちが遊べるようにしたいとのことでした。
一方で、3人のお子さんを持つ平尾市長は、昔から子育てに積極的なパパだったのでしょうか?という問いに対しては、「当時は男はこうあるべきと考えていたのであまり参加できていなかったので、今は自分で努力してその概念を崩しています」とのこと。実際に、米原市の職員のみなさんに育児休暇を取るようにすすめ、中には夫婦で取られている方もいます。市長いわく、「子育ては男が手伝うものではない。男もするもの。子育て支援の第一歩は、男性の意識を変えること」。そのためにママがするべきこと、さらに、そう考える根底にはある思いがありました。


子育てしやすい街。安心できる街。制度だけで実現するのは難しいのですが、「一緒にがんばろう」と、みんなの意識が変わったら、きっとその先には確かな道筋が見えてくることでしょう。


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取材を終えて

お忙しい中、取材の申し込みを即座に受けてくださいました。初めて訪れた市長室はとても明るく、平尾市長も明朗な方で、あっという間に約束のお時間を過ぎてしまいました。最後には、神戸の震災時に「みんなで」立ち上がった姿を思い出し、涙ぐむ市長。人間っていいな、生きるって素敵だなと感じることができるまちづくりが少しずつ、でも確実に米原市で歩き始めています。


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Posted by e-radio トリコロール at 21:09│Comments(0)千穂の月間湖北通信
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