パパにとっての子育て☆ 米原市振角大祐さん
2人の子育てに奮闘中の私小野千穂が、子育てをよりエンジョイするために役立つ情報を紹介している「千穂の月刊湖北通信!」。
今月のキーワードは、「パパにとっての子育て」。
子育て中のママにとって一番身近な味方はやっぱりパパ。人それぞれの関わり方はありますが、ママの気持ちをよりわかってくれる存在であれば、史上最強といえるのではないでしょうか。核家族で共働きが増えると同時に、そんなパパたちも増えてきています。
米原市の振角大祐さんもその一人。仕事の合間に、親子が集う活動の場を2つ始められました。1つは、湖岸沿いにある道の駅「近江 母の郷」となり、ツリーハウスが目印の「うかの冒険遊び場」。もう1つは、JR米原駅東口の中山道沿いにある空き家を利用した「わっか」。どちらも週末を中心に、自由に参加できるので、評判が口コミで広がりどんどん参加者が増えています。
6歳、2歳、0歳の3人のお子さんをもつ振角さん。取材の日は次女のアンちゃんを連れて「わっか」に来られていました。活動の場を始められたのは、長女のナナちゃんと公園で遊んだ経験がきっかけとなったそうです。
自分がしんどかったから、お家で一日中ずっと子供と向き合っているママのしんどさもわかる。だったらみんなで一緒に見守りながらもっと気楽に子育てを楽しみたい、そんな思いで始められたそうです。実際、それぞれの活動の場では子供と付きっ切りでない時間を過ごすママたちの姿も多く、振角さん自身も、自分の子供に接するのが楽になったと話されていました。ちなみに、「ママにしかできないこと」について聞いてみると、「夜」という答えが返ってきました。お昼寝はパパでもOKなのに、夜寝るときは、お子さんいわく「ママのほうが気持ちがいい」そうです。また、おむつや汚れものなどを替える時、ママのほうが動きが早いといわれていました。すごくよくわかる!うちも娘がかなりのパパっ子なのですが、夜寝る時と病気の時は絶対にママ。あと、汚れものはとにかく早く処理したい気持ちもあります。最後に振角さんにとって「子育て」とは何か、お聞きしました。
子育てはいろんなことを「そぎ落としていく」作業でもあるなぁと日々思います。今何が一番必要なのか。それは、人にとって一番大事なものが見えてくる貴重な体験でもあるのかもしれません。
「うかの冒険遊び場」「わっか」について、活動日など詳しくはHPをご覧ください☆
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インタビューさせていただいた振角大祐(ふりかど だいすけ)さんプロフィール
京都府出身。米原市在住。実家が鉄工所だったこともあり、大学は工学部に進学。2007年滋賀県立大学大学院を卒後、名古屋の車いすメーカーに勤める。現在は、彦根市で発達障害など障害を持った子供たちの放課後の預かりをする法人に勤務。休日は地域で子育てに取り組む市民活動「うかの冒険遊び場」や、空き家を再生して子供や高齢者が集う場所づくりを行う「わっか」代表として活動中。3児の父。
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